収集と保存

1. 収集・保存の対象

(1)文書: 防水層完成までに関与する文書、図書類であり、直接的に用いられた設計図や工事記録と、防水プロジェクトを側面から支援する各種書籍、規格、マニュアル類である。
(2)ひと: さしあたり「防水分野に 20 年以上携わった 60 歳以上のひと」を対象としている。これには防水プロジェクトに直接係わった設計者、工事管理者、施工者、材料製造者、間接的に関与した研究者、団体職員、各種図書文書類の担当者が該当する。
(3)もの: 実際の防水材料、製品、副資材、施工道具等である。

2. 情報の収集

(1)文書: 現在は関係者を中心に、個人保有の雑誌、図書、関連資料の調査、あるいは外部への働きかけにより収集活動を行っている。ただ最近は、関係者以外の方々からの情報提供も少しずつ増えてきている。
(2)ひと: 2023年現在 300名を超える人名の登録を完了している。
(3)もの: これについては保管スペースの関係で、大きなものは無理であり、小型のものを収集対象としている。

3. 「文書」、「ひと」、「もの」情報の受け入れ・保存判断について

原則、何でも受け入れるが、保存スペースの関係もあり、保存判定委員会で協議し長期保存の適否を判断する体制とする。

4. 保管

(1)文書: 図書、雑誌類は自由閲覧可としているが、その他の資料の保管は管理下での閲覧としている。
(2)ひと: ひとり一冊の A4ファイルに挟み込み、資料館内の施錠可能なキャビネットに保管。
(3)もの: 小型のものは資料館で保管。大型のものは当該製品(防水材料、施工機器・道具)の保有会社に保存依頼し、それらの情報管理だけを担当する「分散型保存」形態で管理。

5. 情報の公開

(1)文書: 現在は資料館での閲覧のみであるが、将来は Web 上でのアクセスを可能にする予定。
(2)ひと: 資料館で保管しているが、名前だけは Web 上に公開。
(3)もの: まだ作業は未着手。